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緑農住まちづくり国際ワークショップを開催しました
2020.09.02 イベント
東京大学緑農住プロジェクト研究チーム(代表:横張真)を中心に準備を進めてきた「緑農住まちづくり国際ワークショップ」が、2019年12月2-3日に開催されました。
1日目は100名以上、2日目も70名以上と定員いっぱいのご来場者、そしてニューヨーク、トロント、ロンドンから5名の海外ゲストをお招きし、白熱した議論が繰り広げられました。
テーマとなっている「緑農住」には、それぞれ別々に考えられてきた「緑」「農」「住」という、これからのまちづくりに大事なコンセプトを統合しようというコンセプトが込められています。そして会場には、国、広域自治体、基礎自治体、大学研究者、民間研究者、民間企業、NPO、農家さんなど、緑農住まちづくりに取り組むキーパーソンにお集まりいただく事が出来ました。
1日目@シティラボ東京
1日目はポスターセッションとトークセッションを[食][ライフスタイル][空間デザイン]の3つのテーマについて議論いたしました。学生さんや実務家からのポスターセッションと海外招聘者や東大の研究者によるトークセッションが、テーマごとに交互に行われ、それぞれのトピックについて今後の方向性や、海外から見た東京の状況の強みなどが明確になりました。
2日目@国分寺
2日目は国分寺市内のエクスカーションと、[レジリエンス][ウェルネス][コミュニティ][半農半x][土地利用・都市デザイン]をテーマとしたワールドカフェを行いました。
まずエクスカーションでは、国分寺市の市民農園、こくベジプロジェクトにかかわる農家さん、JAの新しい施設などを見学させていただき、農がいかに日常生活の身近に存在しているかを体感する事が出来ました。
そしてワールドカフェは会場を日立製作所中央研究所にうつし、海外招聘者を囲むようにワークショップを行いました。それぞれのテーマについて30分間×2回の議論が行われ、参加者は好きなテーマを選び、たくさんの意見やお話をいただく事が出来ました。
およそ4か月間、力を入れて準備してきた2日間の国際ワークショップでした。海外の実践者・研究者の方々、会場にお越しくださったたくさんの方々、東大+αの研究会の先生方、お手伝いしてくれた学生さん、そして運営をしてくれたNPOの方などなど、多くの方に力を借りて実施する事が出来ました。ありがとうございました!
そして、今後この取り組みをいかにつなげていくかが重要と考えています。引き続きよろしくお願いいたします。